日本歴史地名大系 「愛宕山遺跡」の解説 愛宕山遺跡あたごやまいせき 群馬県:碓氷郡松井田町松井田村愛宕山遺跡[現在地名]松井田町松井田 愛宕山松井田の町並の北側、愛宕山にある。国道一八号松井田バイパス建設工事に伴い昭和四六年(一九七一)発掘調査が実施された。調査の結果四軒の奈良・平安時代の住居跡が発掘された。四号住居跡の焼失して倒壊した家屋部材の下からは、土師器・須恵器・木製皿などの食器類のほかに、木工用具と考えられる鋸・鑿・斧・・山刀・鎌、石製のくさびが出土している。また、紡織具として石製・鉄製紡錘車、石錘、糸、織物残片が出土している。 愛宕山遺跡あたごやまいせき 愛媛県:八幡浜市八幡浜浦愛宕山遺跡八幡浜港を見下ろす標高約一二〇メートルの愛宕山頂にある弥生後期前半の遺跡。出土品に土器片と小形勾玉や土錘があげられる。この稜線沿い東北約五〇〇メートルの萩森(はぎもり)山からも後期前半の弥生土器片と石槍・石鏃などを出している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報