慈雲妙意(読み)じうん みょうい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慈雲妙意」の解説

慈雲妙意 じうん-みょうい

1274-1345 鎌倉-南北朝時代の僧。
文永11年生まれ。臨済(りんざい)宗。無本覚心(むほん-かくしん)(孤峰覚明(こほう-かくみょう)とも)の法をつぎ,正安(しょうあん)元年越中(富山県)東松寺をひらく。嘉暦(かりゃく)2年(1327)後醍醐(ごだいご)天皇に禅要を説いて清泉禅師の号をあたえられる。翌年,同寺は国泰寺と改称され,官寺となった。康永4=興国6年6月3日死去。72歳。信濃(しなの)(長野県)出身。諡号(しごう)は恵日聖光国師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の慈雲妙意の言及

【国泰寺】より

…山号は摩頂山。法灯国師(無本覚心)に参じ,孤峰覚明の法嗣となった慈雲妙意(恵日聖光国師)が,後醍醐天皇の帰依をうけて,1328年(嘉暦3)に越中氷見郡二上山に開創した。尊氏をはじめ歴代足利氏の保護をうけたが,応仁・文明の兵乱で焼失。…

※「慈雲妙意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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