慧達(読み)えたつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慧達」の解説

慧達 えたつ

796-878 平安時代前期の僧。
延暦(えんりゃく)15年生まれ。大和(奈良県)薬師寺仲継に法相(ほっそう)をまなぶ。のち近江(おうみ)(滋賀県)比良山で修行文徳(もんとく)天皇の病気平癒を祈祷(きとう)し治癒させる。貞観(じょうがん)5年神泉苑御霊会(ごりょうえ)の導師をつとめ,11年大僧都となった。薬師寺の万灯会(まんどうえ)をはじめた。元慶(がんぎょう)2年8月2日死去。83歳。美濃(みの)(岐阜県)出身。俗姓は秦。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android