憫笑(読み)ビンショウ

デジタル大辞泉 「憫笑」の意味・読み・例文・類語

びん‐しょう〔‐セウ〕【×憫笑/×愍笑】

[名](スル)あわれんで笑うこと。また、その笑い。「―を買う」
自分感情を省みて、―した」〈宮本伸子

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精選版 日本国語大辞典 「憫笑」の意味・読み・例文・類語

びん‐しょう‥セウ【憫笑・愍笑】

  1. 〘 名詞 〙 あわれんで笑うこと。
    1. [初出の実例]「具眼者何不憫笑哉」(出典:羅山先生文集(1662)七・示丈山)
    2. 「徒に識者の愍笑を招くに足るのみ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐答崔立之書〕

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普及版 字通 「憫笑」の読み・字形・画数・意味

【憫笑】びんしよう(せう)

あわれみ笑う。唐・韓〔崔立之に答ふる書〕斯立(崔の字(あざな))足下。僕、險を見て止む能はず、動くに時を得ず、頓(てんとん)狼狽(らうばい)し、其の操持するを失ふ。~君子小人の憫笑する天下の背きて馳するなり。

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