成出村
なるでむら
[現在地名]上平村成出
庄川右岸の段丘上に位置し、東は山地、西と南は屈曲した庄川を境界にして飛騨国白川郷(現岐阜県白川村)の山。北の楮村とは断崖を伝う一三町四間の小道で結ばれる(村々道程駄賃付「十村宅左衛門覚書」寿川区有文書)。天文二一年(一五五二)一〇月二七日の五箇山衆連署申定(生田家文書)の「赤尾」のうちに「成出こんかミ」の名がみえる。
成出村
なるでむら
上ノ湖(三方湖)南岸に位置する。寛文年間(一六二四―四四)の浦見川開削により湖岸干拓で生れた村で田井村を親村とした。村民は三方・鳥浜・気山・佐古の各村から入ったという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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