旺文社日本史事典 三訂版 「成安道頓」の解説
成安道頓
なりやすどうとん
安土桃山時代の土木建築家
俗に安井道頓ともいう。河内(大阪府)の人。豊臣秀吉に仕え,大坂城の築城に従事。1612年大坂旧梅津川の川すじを広げようとして工事に着手したが,大坂夏の陣で戦死した。のち一族の手で工事は続行され,完成した。道頓堀と呼ばれている。従来,道頓は安井氏と考えられていたが,成安氏の誤まりと判明。
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