成長運動(読み)せいちょううんどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「成長運動」の意味・わかりやすい解説

成長運動
せいちょううんどう

光、温度、重力などの外的刺激によって、植物のある器官における両側での成長が不均等になり、その結果として生じる一種の屈曲運動をいう。成長運動には、傾性的な運動と屈性的な運動とがある。前者にはチューリップの花の開閉にみられる傾熱性や、キク科植物の舌状花にみられる傾光性があり、後者には苗条の屈光性、根や苗条の屈地性といった現象がある。屈性成長運動には植物ホルモンのオーキシンが関与していることが多い。

[勝見允行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の成長運動の言及

【運動】より

…したがって,植物の発生過程で見られる形態形成運動は細胞の分裂能や細胞伸長の方向性によって左右されている。外部からの刺激に呼応して起こる植物器官の屈曲運動(成長運動と膨圧運動に大別される。詳しくは〈屈性〉〈傾性〉の項目を参照)もまた細胞の分裂能や伸長性によっても説明することができる。…

※「成長運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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