ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戸ノ口原」の意味・わかりやすい解説 戸ノ口原とノくちはら 福島県中央部,猪苗代湖の北西岸を占める猫魔ヶ岳の泥流からなる台地。別称大野原。会津若松市に属する。日橋川の流出地点の西側にあり,慶応4 (1868) 年会津戦争で敗れ,飯盛山で自決した白虎隊の奮戦地として知られる。日橋川の出口を締める十六橋水門は戸ノ口堰,布藤堰の取水口で,南方に広がる赤井湿原のミズバショウ,ホロムイイチゴ,エゾリンドウなど亜寒帯湿原植物群落は赤井谷地沼野植物群落として国の天然記念物に指定されている。一部は磐梯朝日国立公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by