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会津戦争 あいづせんそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

会津戦争
あいづせんそう

慶応4 (1868) 年,奥羽,北越を舞台に官軍と旧佐幕系諸藩との間に起った戦い。鳥羽,伏見の敗戦後 (→鳥羽・伏見の戦い ) ,会津藩松平容保は謹慎して官軍に帰順を嘆願したが,いれられず,その斡旋に立った仙台藩,米沢藩は官軍の会津追討の決定を冷酷として抗戦を決意し,奥羽の旧佐幕系諸藩を説いて奥羽大同盟を組織した (→奥羽越列藩同盟 ) 。この同盟は,慶応4年5月には北越の諸藩も加わって三十余藩となった。官軍は九条道孝を鎮撫総督とし,板垣退助を参謀として白河口から進撃し,同盟諸藩は相次いで降伏,帰順し,9月にはついに会津若松城が陥落した。特に会津藩は落城まで3ヵ月にわたる死闘を展開し,白虎隊の悲劇でも知られるように,奥羽,北越の諸戦争中最も激しかったので,この名がある。 (→戊辰戦争 )

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デジタル大辞泉の解説

あいづ‐せんそう〔あひづセンサウ〕【会津戦争】

慶応4年(1868)、戊辰(ぼしん)戦争の中で、新政府軍と、これに抵抗する奥羽越列藩同盟の中心となった会津藩との戦い。1か月後の9月(明治元年)、会津藩の降服・開城により終結。この間、白虎隊員が自刃した。→白虎隊

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百科事典マイペディアの解説

会津戦争【あいづせんそう】

1868年(明治1年)の鳥羽・伏見の戦後,新政府は陸奥(むつ)会津藩松平容保(かたもり)を朝敵として会津処分を決定。これに反対する米沢藩,仙台藩を中心とする東北諸藩は,処分強硬派の新政府軍参謀世良修蔵暗殺を機に同盟を結び,同年5月には北越諸藩を入れた奥羽越列藩同盟へと発展させ,新政府軍に対抗。
→関連項目板垣退助北越戦争戊辰戦争

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世界大百科事典 第2版の解説

あいづせんそう【会津戦争】

1868年(明治1)1月の鳥羽・伏見の戦後,新政府は,会津藩主松平容保(かたもり)を徳川慶喜に次ぐ朝敵とし,奥羽鎮撫総督に沢為量(ためかず),のち九条道孝を任命し,会津処分を決定した。これに対し,米沢藩,仙台藩を中心とする東北諸藩は,閏4月,処分強硬派の新政府軍参謀世良修蔵暗殺事件を機にして攻守同盟を結び,5月には,北越諸藩に及ぶ30余藩の奥羽越列藩同盟へと発展させて新政府軍に対抗した。新政府軍は,白河口,平潟口,越後口から進撃し,6,7月の激戦の後,会津領内に入り,列藩同盟諸藩もしだいに脱落した。

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大辞林 第三版の解説

あいづせんそう【会津戦争】

1868年(慶応4)5月、奥羽越列藩同盟の中心となった会津藩が、政府軍に抵抗した戦い。同年(明治1)九月開城。白虎隊はこの約一か月前に自刃した。 → 戊辰ぼしん戦争

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会津戦争
あいづせんそう

1868年(明治1)8月下旬~9月末、会津若松を中心に、会津藩主力の奥羽越(おううえつ)列藩同盟軍と新政府軍が衝突した戦争。戊辰(ぼしん)戦争のなかの一戦争。1868年正月の鳥羽伏見(とばふしみ)の戦いののち、維新政府は徳川慶喜(よしのぶ)、会津藩主松平容保(かたもり)、桑名藩主松平定敬(さだあき)らを朝敵として追討令を下した。松平容保は京都守護職として反幕府派志士の弾圧にあたった経歴から政府軍の攻撃を受けることは必至とみて、抗戦を決意。会津に帰藩し、庄内(しょうない)藩と同盟して抗戦の準備を進め、5月には奥羽越列藩同盟が結成された。政府軍の東北進攻は5月以降活発となり、戦局はしだいに列藩同盟軍に不利となった。8月から9月にかけて米沢(よねざわ)、仙台が政府軍に降伏、列藩同盟は解体して、抗戦最大の拠点は会津若松となった。8月23日板垣退助が指揮する政府軍は若松城下に進撃、1か月にわたる激戦ののち、会津は落城、容保は降伏した。白虎隊(びゃっこたい)の悲劇はこのときのことである。これによって戊辰戦争はほぼ終了し、東北は新政府の支配下に入った。[井上 勲]
『原口清著『戊辰戦争』(1963・塙書房) ▽石井孝著『維新の内乱』(1968・至誠堂) ▽村上陽一郎編『明治の群像 2 戊辰戦争』(1968・三一書房)』

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