日本歴史地名大系 「戸井村」の解説
戸井村
といむら
近世から明治三五年(一九〇二)までの村。箱館六箇場所の一つ戸井場所であったが、寛政一二年(一八〇〇)に「村並」となり(休明光記附録)、天保郷帳の「従松前東在」に「戸井」とみえ、持場として
一七八〇年代には佐藤彦太夫の知行所で、「ト井ノカワシリ、産物昆布・鰤、御場所シスン・ヲカヘトマリ・ト井・ム井ノトマリ・ハラキ・カ子カシタ、産物春ハ布苔、夏昆布、秋ハ鰤・鮫、御百姓入交り昆布其外取也。夷共も抱ゐ取テ満るなり、御運上場所の名前惣名戸井の名前ニ而御判申請ル」(松前国中記)と記される。
戸井村
といむら
明治三五年(一九〇二)四月一日から昭和四三年(一九六八)まで存続した村。明治三五年
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報