精選版 日本国語大辞典 「戸板」の意味・読み・例文・類語 と‐いた【戸板】 〘 名詞 〙① 雨戸の板。特に、人や物をのせて運ぶときの戸をいう。[初出の実例]「半死半生の者共を、戸板(トイタ)・楯なんどに乗せて」(出典:太平記(14C後)四〇)② 魚、ヒラメの大形のものをいう。といたびらめ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「戸板」の解説 戸板といた 福島県:南会津郡南郷村入小屋村戸板[現在地名]南郷村東小屋(こや)川の支流戸板沢のそばにあった木地師の集落。天明八年(一七八八)の廻国使案内手鑑(馬場家文書)の入小屋(いりごや)村の項に「木地小屋」、「新編会津風土記」には「木地小屋駒戸」とある。現舘岩(たていわ)村の菊地家蔵の系図によると、宝暦六年(一七五六)針生(はりゆう)(現田島町)からここに移り、その後三九年間木地の生産を続け、寛政七年(一七九五)保城(ほじよう)(現舘岩村)に移住したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報