戸田家の兄妹

デジタル大辞泉プラス 「戸田家の兄妹」の解説

戸田家の兄妹(きょうだい)

1941年公開の日本映画監督原作脚本小津安二郎、原作・脚本:池田忠雄撮影厚田雄春出演:藤野秀夫、葛城文子三宅邦子佐分利信坪内美子高峰三枝子、桑野通子ほか。第18回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・ワン作品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の戸田家の兄妹の言及

【東京物語】より

…白黒スタンダード。脚本は監督自身と名コンビの野田高梧,撮影は《戸田家の兄妹》(1941)以来常連の厚田雄春,音楽はこの作品から常連になる斎藤高順。地方から上京した老夫婦(笠智衆,東山千栄子)が血縁の子どもたちの家に快く迎えられず,逆に戦死した息子の嫁(原節子)にもてなされるという題材は,アメリカ映画《明日は来らず》(レオ・マッケリー監督,1937)に想を得たものといわれるが,召集中の小津はその映画を見ておらず,それは野田高梧の脚本に影響を与えたにとどまる。…

※「戸田家の兄妹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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