手子丸城跡(読み)てこまるじようあと

日本歴史地名大系 「手子丸城跡」の解説

手子丸城跡
てこまるじようあと

[現在地名]豊里町手子生

手子生てこまる内山うちやまに所在。「城の内しろのうち」とよばれる一帯二〇ヘクタールほどのところに内堀外堀をめぐらせた掻上式城郭遺構。大正(一九一二―二六)頃までは付近一帯に巨木が茂り、往時の姿をとどめていたが、その後の開発で堀は埋められ、景観は一変している。

所伝では小田おだ(現筑波町)支城で、小田氏の祖八田知家の子知重の頃に築城されたというが確たる証左はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android