デジタル大辞泉
「打ち萎れる」の意味・読み・例文・類語
うち‐しお・れる〔‐しをれる〕【打ち▽萎れる】
[動ラ下一][文]うちしを・る[ラ下二]
1 草木が生気なくしぼんだ状態になる。「炎天続きで庭の草花が―・れる」
2 気力がくじける。しょげかえる。「伴侶を失い見る影もなく―・れる」
3 衣服がぬれて、くたくたになる。
「海人の袖―・れ」〈海道記〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うち‐しお・れる‥しほれる【打萎】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]うちしほ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) - ① しょんぼりする。生気を失ってぐったりする。
- [初出の実例]「六条殿も酔ひなきにやうちしほれ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)
- ② 衣服などがぬれて萎(な)える。転じて、ぬれる。
- [初出の実例]「海人の袖うちしほれ」(出典:海道記(1223頃)手越より蒲原)
- ③ 草木や花などが風雨、陽光などによってしぼむ。ぐったりする。
- [初出の実例]「風わたる軒の下草うちしおれすずしくにほふ夕立の空」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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