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批評文学 ひひょうぶんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

批評文学
ひひょうぶんがく

日本で,批評が文学として自立するには,やはり小林秀雄の存在が大きかった。彼の出現によって初めて,批評が単なる啓蒙 (けいもう) 的,また時評的役割を脱し,自己の主観や思想を他において語る自律した主体の営為となったからである。その後,河上徹太郎中村光夫福田恆存山本健吉,唐木順三らが輩出し,他方,内にマルクス主義とのかかわりを保ちながら平野謙,花田清輝らも独自の批評世界を築いた。また,最近は,吉本隆明江藤淳山崎正和,柄谷行人らが,文芸批評の枠を越えて,社会・思想という分野でも活発な活動を展開している。

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