折口(読み)おれくち

精選版 日本国語大辞典 「折口」の意味・読み・例文・類語

おれ‐くち をれ‥【折口】

〘名〙
① 折れてむき出しになった断面。折れやぶれた部分。折れめ。
※俳諧・俳諧新選(1773)四「折口はさすがに生きし冬木立〈支鳩〉」
② 今まで争っていたものが仲直りをする機会。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)六「暇乞と中直りの汗を一度にかいて置(おか)んせ〈略〉粋な女房挨拶もよいおれ口と」
知人の死にあうこと。とむらい。一種の忌み詞。
※人情本・三日月於専(1824)六回「私も此中友達の葬礼(オレクチ)から、婦多川の仮宅へまぐれやして」

おりくち をりくち【折口】

(「おりぐち」とも) 姓氏一つ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「折口」の読み・字形・画数・意味

【折口】せつこう

閉口する。

字通「折」の項目を見る

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