折込(読み)おりこみ

精選版 日本国語大辞典 「折込」の意味・読み・例文・類語

おり‐こみをり‥【折込】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 折り込むこと。また、その物。
  3. 新聞や雑誌などに、付録や広告のちらしなどを折ってはさみこむこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「出来上った宣伝ビラを、新聞の折込みに廻してから」(出典:由利旗江(1929‐30)〈岸田国士〉この役割)
  4. 雑俳一種。題の漢字二字のうち、一字を頭に置き、もう一字を中にはさむもの。たとえば、「遠頭」の題で、「遠くから白く頭の目立つ富士」の類。そのうち特殊なものに、同一の漢字を首尾に置くものがあり、これを天地と呼ぶ。「戸」の題で、「戸袋は戸隠山か引く雨戸」の類。折句の一変種。

おれ‐こみをれ‥【折込】

  1. 〘 名詞 〙 妊娠。身ごもり。
    1. [初出の実例]「沖の船唄よい汐どきに、脇櫓にあらで二人乗り、片山ぢゃ合点ぢゃ、折(ヲ)れ込(コ)みぢゃ合点ぢゃ」(出典歌舞伎吾嬬下五十三駅天日坊)(1854)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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