抜本(読み)ヌキホン

デジタル大辞泉 「抜本」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐ほん【抜(き)本】

書物からの書き抜きをまとめた本。抄本
義太夫節一部分を抜粋した本。丸本まるほんに対していう。

ばっ‐ぽん【抜本】

根本的な原因を除き去ること。「抜本策」

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精選版 日本国語大辞典 「抜本」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐ぽん【抜本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事の根本の原因となるものを抜き除くこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 群を抜いてすぐれていること。抜群。
    1. [初出の実例]「昨日之会、彦龍可抜本。汗顔之由謂之」(出典蔭凉軒日録‐長享三年(1489)二月二二日)

ぬき‐ほん【抜本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 義太夫節の一曲全部を収録した丸本に対して、その一部を抜粋した本。
    1. [初出の実例]「長唄本・義太夫のぬきほん」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)中)
  3. 全書中から要所のみを書き抜いてまとめた本。抄本。

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普及版 字通 「抜本」の読み・字形・画数・意味

【抜本】はつぼん

根本的な対策

字通「抜」の項目を見る

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