持ち堪える(読み)モチコタエル

デジタル大辞泉 「持ち堪える」の意味・読み・例文・類語

もち‐こた・える〔‐こたへる〕【持ち堪える】

[動ア下一][文]もちこた・ふ[ハ下二]ある状態をどうにか保つ。支えてふみこたえる。「援軍到着まで―・える」
[類語]支える保つ耐える踏みこたえるしの打ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持ち堪える」の意味・読み・例文・類語

もち‐こら・える‥こらへる【持堪】

  1. 〘 他動詞 ハ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]もちこら・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙もちこたえる(持堪)
    1. [初出の実例]「天王山に楯籠り寄手を引受け防戦して持忍(モチコラ)へだに為てあらば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉六)

もち‐こた・える‥こたへる【持堪】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]もちこた・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 支え保つ。踏みこたえる。耐えて支える。なんとか、ある状態を持続する。もちこらえる。
    1. [初出の実例]「次第に淋しく、勤めかけければ、親かた持(モチ)こたへず」(出典:浮世草子好色一代女(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android