挙手(読み)キョシュ

精選版 日本国語大辞典 「挙手」の意味・読み・例文・類語

きょ‐しゅ【挙手】

  1. 〘 名詞 〙 手を挙げること。特に、賛否希望有無敬礼など、意思を表わす場合に用いられる。〔落葉集(1598)〕
    1. [初出の実例]「冷めた茶碗を〈略〉かぶりと呑むと、ガチリと立って挙手した切、ただの巡査に成って格子を出た」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉五二)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐王覇伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「挙手」の読み・字形・画数・意味

【挙手】きよしゆ

手をあげる。容易なことをいう。唐・韓科目に応ずる時、人に与ふる書〕如(も)し力、其の窮を哀れんで之れを轉せば、蓋(けだ)し一擧手、一投足の勞のみ。

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