振向ける(読み)フリムケル

デジタル大辞泉 「振向ける」の意味・読み・例文・類語

ふり‐む・ける【振(り)向ける】

[動カ下一][文]ふりむ・く[カ下二]
動かしてその方へ向かせる。「頭を―・ける」
本来役目用途をかえて、他にあてる。「貯金半分土地の購入費に―・ける」
[類語]振り向く振り返る顧みる背ける見返る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「振向ける」の意味・読み・例文・類語

ふり‐む・ける【振向】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ふりむ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 振り動かして、その方へ向ける。
    1. [初出の実例]「貞任くつばみをやすらへ、しころをふりむけて」(出典:古今著聞集(1254)九)
  3. 本来とはちがう用途にあてる。他のことに流用する。
    1. [初出の実例]「其運上は〈略〉又は借金の方へ振向て有也」(出典:政談(1727頃)二)

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