捧腹(読み)ホウフク

デジタル大辞泉 「捧腹」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ふく〔ホウ‐|ハウ‐〕【×捧腹/抱腹】

[名・形動](スル)《「捧」は両手でかかえる意。「抱腹」と書くのは後の俗用》腹をかかえて大笑いすること。また、そのさま。「―すべき失態
「随分―な珍事が多いよ」〈逍遥当世書生気質

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精選版 日本国語大辞典 「捧腹」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ふく【捧腹・抱ハウ腹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「捧」はかかえるの意。「抱腹」は後の俗用 ) 腹をかかえて大いに笑うこと。また、そのようなさま。
    1. [初出の実例]「雑話捧腹之事多々有之」(出典蔭凉軒日録‐文明一八年(1486)一二月一五日)
    2. 「随分捧腹(ホウフク)な珍事が多いヨ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二〇)
    3. [その他の文献]〔史記‐日者伝〕

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普及版 字通 「捧腹」の読み・字形・画数・意味

【捧腹】ほうふく

腹をかかえて笑う。明・高啓〔朱達悟伝の後に題す〕悟、詼語を善くす。其の抵掌劇談するに當り、富貴畏るべきの人と雖も、皆之れを狎す。~其のを聞き、捧腹倒せざる(な)し。

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