捲れる(読み)マクレル

デジタル大辞泉 「捲れる」の意味・読み・例文・類語

まく・れる【×捲れる】

[動ラ下一][文]まく・る[ラ下二]物の端が外側に巻いたように上がる。めくれる。「スカートが―・れる」
[類語]まくるめくるまくり上げるたくるたくれるたくし上げるたぐり上げる

めく・れる【×捲れる】

[動ラ下一]めくったようになる。まくれる。「シーツが―・れている」

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精選版 日本国語大辞典 「捲れる」の意味・読み・例文・類語

まく・れる【捲】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]まく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. まくったように上にあがる。めくれる。
    1. [初出の実例]「火をよけんとする中に、まくれかかる煙にむせびて」(出典:仮名草子・むさしあぶみ(1661)下)
    2. 「巻(マ)くれし蒲団老父の肩に掛け」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下)
  3. 三味線や歌が部分的に速くなりすぎて、演奏が乱れる。

めく・れる【捲】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 はがれてあがる。まくった状態になる。まくれる。
    1. [初出の実例]「かの仏の御面くるりとめくれ、鬼の顔に成けり」(出典:咄本・軽口露がはなし(1691)四)

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