掘起す(読み)ホリオコス

デジタル大辞泉 「掘起す」の意味・読み・例文・類語

ほり‐おこ・す【掘(り)起(こ)す】

[動サ五(四)]
掘って土を返す。開墾する。「畑を―・す」
掘って外に出す。「球根を―・す」
今まで隠れていた物事などを、見つけ出す。「町の歴史を―・す」
[類語]掘る穿つ掘り出す掘り返す掘り抜く掘り当てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掘起す」の意味・読み・例文・類語

ほり‐おこ・す【掘起】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 掘って土をかえす。開墾する。また、掘って表に出す。掘り出す。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「あたらしく土をうがてる所あり〈略〉すなはちほりおこしてみれば」(出典:保元物語(1220頃か)上)
  3. ( 比喩的に ) おおい隠されたものを探って、表に出す。
    1. [初出の実例]「天蓋に蜘蛛の糸引く古伽藍を、今更の様に桓武天皇の御宇から堀(ホ)り起(オコ)して」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉八)

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