ここで x0=x(u0,v0) ,y0=y(u0,v0) ,z0=z(u0,v0) である。この方程式は,λ,μ を媒介変数として x=x(u,v)+λ(∂x/∂u)+μ(∂x/∂v) のベクトル方程式で表わすこともできる。この式から,接平面は,点Pを通る曲面上の曲線の接線ベクトル ∂x/∂u,∂x/∂v によって決定される平面であることがわかる。このときの点P を接点,P における接平面上のベクトルを接ベクトルまたは曲面上のベクトルという。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sをなめらかな曲面とし,PをS上の点とする。このとき,Pを通るS上の曲線を任意にとり,Pにおけるこの曲線の接線をつくれば,これらはすべて同一平面上にある。この平面を点Pにおける曲面Sの接平面と呼び,Pをその接点と呼ぶ。なお,Pにおいて接平面に立てた垂線を点Pにおける曲面Sの法線という(図1)。点Pが中心をOにもつ球面上にあるとき,Pにおける接平面はPを通り半径OPに垂直な平面である。この場合は曲面は接平面の片側だけにあるが,一葉双曲面の例が示すように,つねにそうであるとは限らない(図2)。
執筆者:中岡 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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