控帳(読み)ヒカエチョウ

デジタル大辞泉 「控帳」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐ちょう〔ひかへチヤウ〕【控(え)帳】

後日の用のために書きとめておく帳面

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「控帳」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐ちょう ひかへチャウ【控帳】

〘名〙 金銭出納貸借などを備忘のために書き留めておく帳面。
※俳諧・芭蕉真蹟懐紙(1676)「浮雲の消て跡なき扣帳 親仁以来の山下風の風」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「控帳」の解説

控帳
ひかえちよう

二三八冊

別称 万控帳・万留帳

原本 鳥取県立博物館

解説 鳥取藩家老の執務日記で、鳥取城御櫓で記されたことから、「御櫓日記」とも称する。実際には家老の秘書的存在の御帳奉行によって記録された。明暦元年から明治二年四月まで部分的に欠落する時代があるがほぼ残存しており、鳥取藩政研究上の基本資料となっている。「御国日記」は当資料を写したとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android