揮灑(読み)キサイ

デジタル大辞泉 「揮灑」の意味・読み・例文・類語

き‐さい【揮×灑】

[名](スル)思いのままに書画をかくこと。
「―甚だ自由にして、真に波瀾老成の感ありき」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「揮灑」の意味・読み・例文・類語

き‐さい【揮灑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 筆をふるい墨をそそぐの意から ) 自由に書画を書くこと。揮洒(きしゃ)
    1. [初出の実例]「画山水人物、一時名譟四方、請求者麕至、当揮灑際、夜以継日、致貲巨万」(出典随筆山中人饒舌(1813)上)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐石硯詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「揮灑」の読み・字形・画数・意味

【揮灑】きさい

書・画に筆をふるう。金・元好問〔竜門公の墨竹風烟・夕翠、二首、二〕詩 秋山く 揮灑縱自ら閑なり 問ふこと(なか)れ筆頭未だせざるを 看る看る霖雨、人に滿つ

字通「揮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android