霖雨(読み)リンウ

デジタル大辞泉 「霖雨」の意味・読み・例文・類語

りん‐う【×霖雨】

何日も降りつづく雨。ながあめ。
[類語]長雨雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り雨催い雨模様遣らずの雨降雨一雨お湿り慈雨山雨小雨涙雨微雨細雨煙雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ地雨淫雨涼雨秋霖秋雨時雨初時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

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精選版 日本国語大辞典 「霖雨」の意味・読み・例文・類語

りん‐う【霖雨】

  1. 〘 名詞 〙 幾日も降り続く雨。ながあめ。
    1. [初出の実例]「畿内霖雨損苗」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)五月戊午)
    2. 「然る故か霖雨(リンウ)頻にして」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)八)
    3. [その他の文献]〔書経‐説命〕

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普及版 字通 「霖雨」の読み・字形・画数・意味

【霖雨】りんう

ながあめ。〔晏子、諫上五〕景の時、霖雨すること十七日。飮酒し、日夜相ひ繼ぐ。晏子、粟を民に發せんことをふ。~七千家、粟を用ふること九十七鍾、三千乘。~、然る後に就きてす。

字通「霖」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の霖雨の言及

【雨】より


[雨の種類]
 気温などの気象条件,降り方,強度,季節,氷との混在状態によって次のような雨がある。(1)降雨の状態による名称 (a)霖雨(りんう) いく日にもわたって降ったりやんだりする一連の雨。(b)地雨(じあめ) しとしとと続いてなん時間も降る雨。…

【日本列島】より

… 春雷春に鳴る雷で,日本海低気圧からのびる寒冷前線の通過などによって起こることが多い。 春霖(しゆんりん)春の長雨のことで,いく日も降りつづく雨のことを霖雨という。春,北高型気圧配置になると本州の南海上に前線が停滞して長雨となりやすく,雪に変わることもある。…

※「霖雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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