揺さ振れる(読み)ユサブレル

デジタル大辞泉 「揺さ振れる」の意味・読み・例文・類語

ゆさ‐ぶ・れる【揺さ振れる】

[動ラ下一][文]ゆさぶ・る[ラ下二]ゆれ動く。ゆすぶれる。「つり橋が―・れる」

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精選版 日本国語大辞典 「揺さ振れる」の意味・読み・例文・類語

ゆさ‐ぶ・る【揺・揺振】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ゆさゆさと振り動かす。ゆり動かす。ゆする。ゆすぶる。いさぶる。〔字鏡集(1245)〕
    1. [初出の実例]「揺(ユサ)ぶっても病気疲れで能く寝て居るから」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉四六)
  3. 気持を動揺させる。特に、しかけて相手を混乱、動揺させる。
    1. [初出の実例]「生存の根底をゆさぶるやうな大きな苦悶に」(出典:白痴(1946)〈坂口安吾〉)
  4. 野球で、投手が、打者に対する投球のコースや球種を変えたりして、打者のタイミングを狂わす。

ゆさ‐ぶ・れる【揺・揺振】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 揺れ動く。ゆすぶれる。
    1. [初出の実例]「寒むけがする様に丸太小屋が揺(ユ)さぶれた」(出典:黒猫(1930)〈龍胆寺雄〉二)

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