摺物(読み)すりもの

百科事典マイペディア 「摺物」の意味・わかりやすい解説

摺物【すりもの】

木版画の配りもの。狂歌師が新作の狂歌を添えて新年に配ったり(歳旦(さいたん)摺物),催しや襲名披露にも用いた。費用を惜しまず豪華な意匠を凝らしたので,木版画の発達に貢献。天明以降,特に化政期に盛行,葛飾(かつしか)北斎や歌川広重にすぐれた作品がある。

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関連語 北斎

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摺物」の意味・わかりやすい解説

摺物
すりもの

江戸時代に配り物として作られた非売品の木版画。狂歌師による歳旦 (さいたん) 摺物のほか,改名の際の名広めや絵暦などが含まれる。最高度の彫摺技法が求められたため,浮世絵の発達に貢献した点が多い。質量ともに葛飾北斎が群を抜く。

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