故事成語を知る辞典 「撃ちてし止まん」の解説
撃ちてし止まん
[使用例] 勤労奉仕団員として戦友を迎えに赴かれるのでありますから、撃ちてし止まんのしるしとしてお持ちになっておる竹槍だけは、決して落さないように御注意のほどをお願いするのであります[井伏鱒二*黒い雨|1965~66]
[由来] 「古事記―中」や「日本書紀―神武天皇」に出て来る、天皇や臣下がうたったとされる歌謡によく使われている表現。戦いの勝利を祈願したもの。
[解説] 第二次大戦のとき、国民の戦意高揚のためのスローガンとして用いられたのが有名です。
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