擡げる(読み)モタゲル

デジタル大辞泉 「擡げる」の意味・読み・例文・類語

もた・げる【×擡げる】

[動ガ下一][文]もた・ぐ[ガ下二]《「もてあぐ」の音変化》もちあげる。おこす。増す。「かま首を―・げる」「不安が頭を―・げる」
[類語]上げる持ち上げる引き上げる押し上げる突き上げる差し上げる振り上げる吊り上げる打ち上げる放り上げる吹き上げる吸い上げる巻き上げる揺り上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「擡げる」の意味・読み・例文・類語

もた・げる【擡】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]もた・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 ( 「もてあぐ」の変化した語 ) 持ち上げる。起こす。あげる。
    1. [初出の実例]「頭 自ら勝(モタケ)ず」(出典:石山寺本大般涅槃経平安初期点(850頃)二〇)
    2. 「古は車もたげよ、火かかげよ、とこそいひしを、今様の人はもてあげよ、かきあげよ、といふ」(出典:徒然草(1331頃)二二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android