擦れる(読み)スレル

デジタル大辞泉 「擦れる」の意味・読み・例文・類語

す・れる【擦れる/摩れる/磨れる】

[動ラ下一][文]す・る[ラ下二]
物と物とが触れ合って動く。こすれる。「木の葉が―・れる」
物と物とが強く触れ合ったり、絶えず接触した状態で動いたりして、痛んだり減ったりする。「靴の底が―・れてきた」「袖口が―・れる」「表紙が―・れて破れる」
いろいろの経験をして、純粋な気持ちがなくなる。世間ずれがする。「都会の波にもまれて―・れる」
[類語]世間擦れ悪知恵

こす・れる【擦れる】

[動ラ下一]物と物とがすれ合う。強くすれる。「かかとが―・れて痛む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「擦れる」の意味・読み・例文・類語

こす・れる【擦】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 物と物とがすれ合う。こすられる。すれる。
    1. [初出の実例]「穿物(はきもの)三和土(たたき)にこすれる雑音などが」(出典大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android