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支遁 しとんZhi-dun

世界大百科事典 第2版の解説

しとん【支遁 Zhī dùn】

314‐366
中国,東晋時代の僧。俗姓は関。字は道林。陳留(河南省陳留県)の出身とも,河東林慮(河南省林県)の出身ともいう。都の建康(南京)と会稽の剡山(えんざん)で活躍。おもに般若(はんにや)系統の仏典を研究し,かれの般若の“空”の解釈は〈即色義〉とよばれたが,そこには老荘思想の影響がつよくみとめられる。洒脱で闊達な人柄は貴族社交界にむかえられ,清談の好手としても有名であった。【吉川 忠夫】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の支遁の言及

【論義】より

…とくに仏教において問答によって経論の要義を究明する方式をいう。インドの仏典に論式の規定が見え,中国では東晋の支遁が《維摩(ゆいま)経》を講じた際に論義の方式に依って以来,諸寺の講会において広く行われた。日本では652年(白雉3)に宮中で講ぜられた《無量寿経》の論義を初見とする。…

※「支遁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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