放任主義(読み)ホウニンシュギ

デジタル大辞泉 「放任主義」の意味・読み・例文・類語

ほうにん‐しゅぎ〔ハウニン‐〕【放任主義】

自由気ままにやらせて、干渉しない主義。「放任主義教育
倫理学で、善悪区別を厳格につけない寛容的な立場
人間の主体的活動を重視する自由主義神学の一傾向。特にキリスト教における中立的立場。広教主義。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「放任主義」の意味・読み・例文・類語

ほうにん‐しゅぎハウニン‥【放任主義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 各自の自由にまかせて干渉しない主義。
    1. [初出の実例]「余り世話をせずに放任主義(ハウニンシュギ)の方が宜いかと思はれます」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉王政維新)
  3. 倫理学で、善悪の区別につき、さまざまな異なる意見を許す、妥協的・包容的な立場。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android