放射線監視装置(読み)ほうしゃせんかんしそうち(その他表記)radiation monitor

共同通信ニュース用語解説 「放射線監視装置」の解説

放射線監視装置

一般的に「モニタリングポスト」と呼ばれる。原発などの原子力施設から放射性物質が漏れていないか監視するため、大気中の放射線量を24時間、常時観測する装置。気象条件によって放射性物質の飛散する方角濃度が変わるのに対応するため、国、自治体電力会社がさまざまな場所に設置しており、全国にある。原発事故などが起きた場合、これら装置の観測データが住民避難の判断に生かされる。比較的小型で持ち運びが可能な簡易装置もある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「放射線監視装置」の意味・わかりやすい解説

放射線監視装置
ほうしゃせんかんしそうち
radiation monitor

放射線モニタ。原子力や放射線の利用を安全に行なうため,加速器原子炉のある施設および多量の放射性物質を取り扱う施設の近所に設置して,発生する放射線量,漏洩汚染などのレベルを監視し (放射線モニタリング) ,これらが許容値をこえた場合に警報を発する装置。

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