放歌(読み)ホウカ

デジタル大辞泉 「放歌」の意味・読み・例文・類語

ほう‐か〔ハウ‐〕【放歌】

[名](スル)あたりかまわず大声で歌をうたうこと。「酔余放歌してはばからず」「放歌高吟
[類語]高歌放吟高吟

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精選版 日本国語大辞典 「放歌」の意味・読み・例文・類語

ほう‐かハウ‥【放歌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 声高に詩歌をうたうこと。あたりかまわず大声で歌をうたうこと。「放歌高吟
    1. [初出の実例]「応月下徒沈酔、擬花前独放歌」(出典菅家文草(900頃)二・勧吟詩、寄紀秀才)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐自京赴奉先県詩〕
  3. ほうか(放下)
    1. [初出の実例]「抑放歌一人参、手鞠りうこ舞、又品玉ひいなを舞す」(出典:看聞御記‐応永三二年(1425)二月四日)

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普及版 字通 「放歌」の読み・字形・画数・意味

【放歌】ほう(はう)か

大声で歌う。唐・杜牧〔潤州、二首、一〕詩 句亭東、千里の秋 放歌曾(かつ)て作(な)す、昔年 寺裏、馬無く 水橋邊、酒樓多し

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