放送文化基金(読み)ほうそうぶんかききん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「放送文化基金」の意味・わかりやすい解説

放送文化基金
ほうそうぶんかききん

放送に関する研究・調査に対する助成、優れた放送番組、放送文化活動および事業放送技術業績への表彰を通じて広く放送文化の発展に寄与することを目的として、1974年(昭和49)設立された財団法人。基本財産120億円は全額NHK(日本放送協会)の出捐(しゅつえん)であるが、これは73年に東京・内幸町(うちさいわいちょう)の東京放送会館を売却した際の収入一部を拠出したもの。各種の助成のほか、放送文化基金賞による表彰、放送文化に関するシンポジウムや制作者フォーラムの開催なども行っている。

[田村穣生]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「放送文化基金」の意味・わかりやすい解説

放送文化基金
ほうそうぶんかききん

放送開始 50周年記念事業の一つとして 1974年日本放送協会 NHKにより設立された財団法人。設立資金には NHKの旧東京放送会館 (東京都千代田区内幸町) の売却代金の一部 (120億円) があてられた。放送文化の向上に寄与する研究,開発,調査,その他文化的事業に対する助成,援助をおもな事業としている。

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