政治の社会的基礎(読み)せいじのしゃかいてききそ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政治の社会的基礎」の意味・わかりやすい解説

政治の社会的基礎
せいじのしゃかいてききそ

大山郁夫著。 1923年刊。日本近代政治学史上の画期的著作とされている。「国家権力を中心とする社会闘争の政治学的考察」という副題を付しており,従来の主観的価値判断による理想的国家像を基礎とする政治学から,社会法則を基礎とする科学的政治学への転換をはかろうとしたものである。大山は社会進化が,社会集団の闘争によって促進されるとするオーストリア学派の立場に立つとともにマルクス主義をも取入れて,国家は優強社会群が劣弱社会群を搾取する組織であると考えた。

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