救急料(読み)キュウキュウリョウ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「救急料」の意味・読み・例文・類語

きゅうきゅう‐りょうキウキフレウ【救急料】

  1. 〘 名詞 〙 奈良・平安時代、人民の危急(災害貧困)を救うため、諸国で正税稲の一部をさいて備蓄した稲。国司が毎年出挙(すいこ)してその地子稲を救急にあてる。また、他の目的に転用することもあった。
    1. [初出の実例]「令下二加賀国、割救急料稲一万束出挙充用修理官舎」(出典日本三代実録‐元慶三年(879)五月二三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android