散士(読み)サンシ

デジタル大辞泉 「散士」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【散士/散史】

仕官せずに民間にある人。また、世俗を避けて自適生活を送る人。
文人墨客雅号に添えて用いる語。「東海―」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散士」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【散士・散史】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仕官しないで民間にある人。また、世俗を避けて、悠々自適の生活をしている文人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「かかる事は閑人散士の聊平生を楽むにはさもこそあらめど」(出典:読史余論(1712)三)
  3. 文人や墨客が雅号に添えて用いる語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「散士」の読み・字形・画数・意味

【散士】さんし

散人

字通「散」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android