斎宮神社(読み)さいぐうじんじや

日本歴史地名大系 「斎宮神社」の解説

斎宮神社
さいぐうじんじや

[現在地名]右京区嵯峨野宮ノ元町

三条通に南面する小社で、神明社ともいう。祭神天照あまてらす大神で、創立年代は不詳。例祭は一〇月一七日。「山城名跡巡行志」に「一葉抄云ク、伊勢斎宮野宮在嵯峨野有栖河云云、是所歟」とあり、伊勢神宮に奉仕する皇女(斎王)が有栖川の近くに野宮ののみやを建てて潔斎した旧跡と伝える。当社は寛文年中(一六六一―七三)社殿が破損したが、同九年に讃岐住教印坊が修復。以前は野宮として巡検使が毎年来たが、村人の負担が大きいため庄屋海老名九左衛門が先頭に立って「野宮ニ非ズ」と認めさせ、村内では神明社と称し例祭を五月二三日と定めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む