斎藤山貝塚(読み)さいとうやまかいづか

日本歴史地名大系 「斎藤山貝塚」の解説

斎藤山貝塚
さいとうやまかいづか

[現在地名]天水町尾田 正法寺平

さんノ岳(六八一・三メートル)西側の山裾が緩やかに延びる一帯に形成された大小の谷の一つ、尾田おた川の南縁に沿って突出した台地突端に位置し、崖面に貝層が露出した小貝塚。昭和二九年(一九五四)貝層中から弥生前期の土器が発見され、同三四年に日本考古学協会の弥生式土器文化総合研究特別委員会の事業として発掘が行われた。ハマグリテングニシなど貝類に交じって弥生前期の板付式土器や石器類が出土

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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