精選版 日本国語大辞典 「斗米」の意味・読み・例文・類語 と‐べい【斗米】 〘 名詞 〙 一斗の米。わずかの米。また、わずかな俸祿・給料。五斗米。[初出の実例]「今朝幸軟慇懃問、扶レ杖帰時斗米提」(出典:菅家文草(900頃)三・重答)[その他の文献]〔史記‐趙奢伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「斗米」の解説 斗米とつこべ 岩手県:盛岡市盛岡城下紺屋町斗米[現在地名]盛岡市紺屋町・神明町紺屋(こんや)町の東裏通りの古名。慶長(一五九六―一六一五)以前のものとされる盛岡旧図(盛岡砂子)に中津(なかつ)川と簗(やな)川の中央に斗米とみえ、盛岡城築城以前からの古名であろう。この付近は大石が多く、寛永城下図では大石が描かれ、「とつこ辺森」と記される。内史略本「盛岡砂子」には「或書に、八幡宮の石の鳥居は此所の石を切せられし也、切跡へ三尺堂御勧請可然由、坂牛新五左衛門申上て建させらるゝとかや」とある。元文城下図では数個の大石を描き、そこに菩提(ぼだい)院と記す(寛永城下図では「なたや道衆」とみえる)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報