斤量(読み)きんりょう

精選版 日本国語大辞典 「斤量」の意味・読み・例文・類語

きん‐りょう ‥リャウ【斤量】

〘名〙
はかりの目に出た重さ。斤目斤両目方
参天台五台山記(1072‐73)一「不見斤量」
② 「ちぎり(扛秤)」の異称。〔物類称呼(1775)〕
競馬で馬に課せられる負担重量。
※朱と緑(1936)〈片岡鉄兵〉純情秘戯「七十二キロか。〈略〉あれは中々好い馬なんだがね。斯う斤量(キンリョウ)が重くちゃ、とても勝てないよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「斤量」の意味・読み・例文・類語

きん‐りょう〔‐リヤウ〕【斤量】

はかりで量った重さ。目方。量目。斤目。
競馬で、出走馬に課せられる負担重量。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「斤量」の解説

斤量

競走時に馬が背負う負担重量。騎手体重馬具の重さを含む。不足する時はおもりで調整する。決め方はレースによって異なり、馬の年齢によって決まる馬齢戦、獲得賞金などによって決まる別定戦、ハンディキャッパーによって決められるハンデ戦などがある。俗語でカンカンとも呼び、重い斤量を苦手とする馬を「カンカン泣きする」という。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

普及版 字通 「斤量」の読み・字形・画数・意味

【斤量】きんりよう

分量

字通「斤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android