精選版 日本国語大辞典 「斬衰」の意味・読み・例文・類語 ざん‐さい【斬衰】 〘 名詞 〙 中国の喪服の一つ。また、その衣装をつけて喪に服すること。五服の中で最も重いもので、粗い麻布を用い、下辺は裁ったままにしてふち縫いしない裳(も)と上衣。天子や父の死で三年の喪に服するのに着用する。[初出の実例]「至二宋儒一又謂如三顔閔於二孔子一、雖二斬衰三年一可也」(出典:惺窩文集(1627頃)続・三・悼滕歛夫先生擬挽詞)[その他の文献]〔周礼‐春官・司服〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「斬衰」の読み・字形・画数・意味 【斬衰】ざんさい 最も重い喪服。麻で作る。〔礼記、喪服小記〕母の喪偕(とも)なるときは、先づる(母)は(ぐふ)せず。~其のるときは斬をす。字通「斬」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の斬衰の言及 【喪服】より …傍系親の間では喪服は親等に代わる機能をもつが,世数親等制とは原理が異なる。(1)〈斬衰(ざんさい)〉は3年の喪に用い,粗い麻布で上衣(衰)の下辺を裁ち切ったまま縫いとらない。(2)〈斉衰(しさい)〉は裁ち口を縫いとる。… ※「斬衰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by