
(腰)を斬るを
斬と曰ふ。斬は暫なり。暫(しばら)く兵を加へ
ち斷ずるなり」とするが、斬の初義ではあるまい。殊に車裂には別に
という字があり、また斬首は古く伐といい、伐とは人頭を截る形である。〔周礼、考工記、輪人〕「三材(車の各部に用いる材)を斬る」のように、もと車の制作に関して用いる字である。
sheam、
(殺)sheatはともに
截(さんせつ)する意。斬は車の材を断ち斬るので、力を加えて断絶する意があり、それで〔詩、小雅、節南山〕「國
に卒(ことごと)く斬(た)ゆ」のような用法がある。
▶・斬刈▶・斬馘▶・斬獲▶・斬奸▶・斬姦▶・斬級▶・斬決▶・斬衰▶・斬
▶・斬罪▶・斬殺▶・斬刪▶・斬
▶・斬斬▶・斬死▶・斬斫▶・斬首▶・斬除▶・斬新▶・斬截▶・斬絶▶・斬蛇▶・斬撻▶・斬断▶・斬
▶・斬殄▶・斬馬▶・斬伐▶・斬板▶・斬氷▶・斬捕▶・斬滅▶・斬戮▶
斬・断斬・
斬・捕斬・要斬・腰斬出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…牢屋での禁錮に当たるものとして永牢(ながろう),過怠牢があった。 武士に対する刑罰は主君と家臣との封建的な関係に基づく個人的な懲戒であることが特徴で,死罪,斬罪,切腹,遠島,永預(えいあずけ),追放,改易,扶持(ふち)召放,高召上(たかめしあげ),閉門,
塞,押込,遠慮,叱等があった。僧侶については,晒,追院,退院,一宗構,一派構等の特別な刑があった。…
…また,死に相当する罪をいう。日本古代における死刑は,すでに《隋書》倭国伝中に殺人,強盗,姦の罪に対して科されたことが見えるが,律令制度の死罪は大辟(だいびやく∥たいへき)罪ともいい絞,斬の2種があり,斬は絞より1等重いとする。絞は受刑者を棒に縛し,2本の綱で首を挟み,その綱の左右を2人の執行人が絞り上げて窒息死させる。…
※「斬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...