(読み)ざん

精選版 日本国語大辞典「斬」の解説

ざん【斬】

〘名〙
① うちくび。斬罪の刑。
※続日本紀‐宝亀三年(772)三月二日・宣命「粟田広上、安都堅石女は、法の随に斬(ざん)の罪に行ひ賜ふべし」 〔史記‐張蒼伝〕
② 布を裁ったままで、ふちを縫ってない喪服。斬衰(ざんさい)。〔儀礼‐喪服〕

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デジタル大辞泉「斬」の解説

ざん【斬】

罪人のをきる斬罪。「に処せられる」
[補説]書名別項。→

ざん【斬】[書名]

綱淵謙錠歴史小説代々「首切り浅右衛門」と呼ばれた幕府試刀役、山田浅右衛門幕末苦悩を描く。昭和47年(1972)刊行。同年、第67回直木賞受賞。

ざん【斬】[漢字項目]

常用漢字] [音]ザン(慣) [訓]きる
切り殺す。「斬罪斬殺
切りはなす。「斬髪
きわだつ。「斬新

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世界大百科事典内のの言及

【刑罰】より

…牢屋での禁錮に当たるものとして永牢(ながろう),過怠牢があった。 武士に対する刑罰は主君と家臣との封建的な関係に基づく個人的な懲戒であることが特徴で,死罪,斬罪,切腹,遠島,永預(えいあずけ),追放,改易,扶持(ふち)召放,高召上(たかめしあげ),閉門塞,押込,遠慮,叱等があった。僧侶については,晒,追院,退院,一宗構,一派構等の特別な刑があった。…

【死罪】より

…また,死に相当する罪をいう。日本古代における死刑は,すでに《隋書》倭国伝中に殺人,強盗,姦の罪に対して科されたことが見えるが,律令制度の死罪は大辟(だいびやく∥たいへき)罪ともいい絞,斬の2種があり,斬は絞より1等重いとする。絞は受刑者を棒に縛し,2本の綱で首を挟み,その綱の左右を2人の執行人が絞り上げて窒息死させる。…

※「斬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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