断機の戒め(読み)ダンキノイマシメ

精選版 日本国語大辞典 「断機の戒め」の意味・読み・例文・類語

だんき【断機】 の=戒(いまし)め[=教(おし)え]

  1. ( 中国孟子が、学業半ばで師のもとから帰宅した時、機(はた)を織っていた母が、刀で機の糸を断ち切り、学業を中途でやめることは織りかけた織物をたち切るようなものだと戒めて、孟子を返したという「列女伝‐鄒孟軻母」の故事から ) 中途で業を捨ててはいけないという教え。
    1. [初出の実例]「中途にて立戻り候はば此母は決して逢ひ申すまじ、孟母の賢は及ばずとも断機(ダンキ)の教(ヲシヘ)は守る覚悟にて候へば」(出典近江聖人(1892)〈村井弦斎〉皹)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む