精選版 日本国語大辞典 「断機の戒め」の意味・読み・例文・類語 だんき【断機】 の=戒(いまし)め[=教(おし)え] ( 中国の孟子が、学業の半ばで師のもとから帰宅した時、機(はた)を織っていた母が、刀で機の糸を断ち切り、学業を中途でやめることは織りかけた織物をたち切るようなものだと戒めて、孟子を返したという「列女伝‐鄒孟軻母」の故事から ) 中途で業を捨ててはいけないという教え。[初出の実例]「中途にて立戻り候はば此母は決して逢ひ申すまじ、孟母の賢は及ばずとも断機(ダンキ)の教(ヲシヘ)は守る覚悟にて候へば」(出典:近江聖人(1892)〈村井弦斎〉皹) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例