斯波義種(読み)しば よしたね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斯波義種」の解説

斯波義種 しば-よしたね

1352-1408 南北朝-室町時代武将
文和(ぶんな)元=正平(しょうへい)7年生まれ。斯波高経(たかつね)の5男。貞治(じょうじ)元=正平17年楠木正儀(まさのり)らの南朝軍追討の大将となる。兄義将(よしまさ)とともに将軍補佐役の父をささえ,侍所頭人をつとめ,山城若狭(わかさ)の守護となる。一時守護職をうしなうが,のち信濃(しなの),加賀の守護をつとめた。応永15年2月3日死去。57歳。通称は孫三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斯波義種」の意味・わかりやすい解説

斯波義種
しばよしたね

[生]正平7=文和1(1352)
[没]応永15(1408).2.2.
室町幕府の管領義将の弟。高経の子。民部少輔,のち修理大夫。正平 20=貞治4 (1365) 年侍所頭人。またこの頃若狭,越前守護を兼帯。翌年職を止められたが,元中4=至徳4 (87) 年加賀守護に就任

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