日本大百科全書(ニッポニカ) 「新穂高温泉」の意味・わかりやすい解説
新穂高温泉
しんほたかおんせん
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんきょう)地区にある温泉。穂高連峰の西麓(せいろく)、蒲田(がまだ)川沿いの奥飛騨温泉郷の最奥にあたる。国民保養温泉地に指定されている。蒲田川やその支谷に沿って点在する蒲田、佳留萱(かるかや)、槍見(やりみ)、宝(たから)、中尾、新穂高などの各温泉の総称名でもあり、蒲田・中尾・新穂高の3源泉エリアに分けられる。泉質は炭酸水素塩泉、硫黄泉など。穂高連峰の登山基地で、ロープウェー(新穂高ロープウェイ、新穂高温泉―西穂高口)が1970年(昭和45)に開通し、全長3200メートル。JR高山駅からバス1時間30分、JR松本駅からバス2時間。
[上島正徳]